金相場が急騰していますね。再び1000ドル突破です。
NYMEXの金先物取引のすべての限月で1000ドルを超えています。
景気が著しく悪化し、比較的安全な資産である国債や貴金属などに向かっている
投資マネーが増えているようですね。
地味ですが私もコツコツと金の積み立てをやっています。
良く言われる貴金属、特に金の投資対象としての性質として、
流通している量、埋蔵されている量を合わせて絶対量が決まっているが故の希少性。
ペーパーマネーや証券化商品のように膨らませることができません。
世界のどこにいっても通用するグローバル通貨の側面。
資産の一部を貴金属で持つことによる分散効果。
他の資産、株式や債券、不動産などとは値動きの相関関係が比較的小さいので補い合います。
このような時期に取引量が増えるのはうなずけますね。
NYMEXの先物を見てみると、4月限1002.20、6月限1004.50、そして8月限1006.60と先高感が強いようです。
他の金融商品にあって金にないもの、それは金利です。金を持っていても金利が付きません。
なので景気が上向きに転じ、株価が上昇し始め、金利が上がる傾向にあると金は売られます。
相対的に金の魅力が薄れるからです。(戦争などの地政学的リスクが増加すると情勢は変わりますが)
積立てにはほとんどリターンを期待していないのでほったらかしですが、
それでも過去に何回かそこそこの利益を確定したことがあります。
取扱会社が毎日買い付ける計算なので、相場下落時にはダラー・コスト平均で購入数量が増える
(平均購入価格が下がる)、そして相場上昇時にはある程度利が乗ったら売却。スロー投資ですね。
プラチナ価格も一時の商品バブルからずいぶんと落ちてきたので始めてみようかなと思ってます。
この記事は旧「Risk Taker」ブログより転記したものです。